-------- --:-- | カテゴリ:スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2012-12-27 02:46 | カテゴリ:コンサートレビュー
23日は、奈良県バンドフェスティバルでした。
今年も橿原文化会館で行われ、高校選抜バンド、中学校選抜バンド、
大学・一般・ディレクターズバンドがそれぞれあり、
ゲストステージとして、今年はあの有名な
鹿児島情報高校が出演されました!

まずは、高校選抜バンド。
本校顧問の鹿島先生作曲によるファンファーレの演奏のあと、
ビートルズのメドレーを2曲続けて演奏。
そして、奈良県吹奏楽連盟理事長山瀬先生指揮で、
福島弘和作曲の「百年祭」

この曲はもともと、城内高校という
今は郡山高校に統合された学校の
創立100周年記念に委嘱された作品で、
しかもこの年にこの学校は廃校になるという
もうこれだけでドラマができそうなほどの
ストーリーを持ちながら、吹奏楽部員は
当時、たったの10人。
そんなメンバーを考えつつ作曲した
若かりし福島氏のこの曲は、
本当にシンプルな声部で書かれているにもかかわらず、
緻密で美しい響きをもった名曲になり、
当時のコンクールで史上最低人数で(しかも未だ破られていない)
奈良県代表として関西大会に出場したという
奈良県吹奏楽史に残る大名演、名曲なのであります。

そして、当時の関西大会の審査員をしていたという
大フィルホルン奏者の村上哲氏が感動し、
この曲を今年の「なにわ《オーケストラル》ウィンズ」の
10周年記念曲にも選んで、しかも
作曲者の福島市に再度、大編成用で
NOWのために委嘱し直したという
もう素晴らしすぎるほどのストーリーを持つ曲なのです。

冒頭のClソロから始まり流れるようにFlなどのソロへと続いていきます。

丁寧に練習を重ねた成果が見られ、
山瀬先生の熱のこもった指揮との相乗効果で
とても素晴らしい演奏でした。


そして続いて中学校選抜バンド。
これまた名曲中の名曲、コーディル作曲の
「バンドのための民話」を、なんと屋比久先生の指揮で。

屋比久先生はもともと中学校の吹奏楽部指導をされていて、
石田中学時代の名演である兼田敏のパッサカリアや、
小禄中学校時代のチャンスの朝鮮民謡など、
この頃も全国で名演奏をしておられます。
今回もとても分かりやすく丁寧な指導で
中学生をまとめ上げられ、
スッキリとした、聴きやすい民話が
できあがっていました。
選抜バンド結成1週間とは思えないほどの
アインザッツなどは、さすが屋比久先生と
本当に驚き、勉強になりました。



そして続いて一般バンド。
今年はディレクターズバンドも加わったため、
顧問の鹿島先生もTuで参加。
いい音鳴らしてはりました。さすが。

曲はこれも屋比久流の、
J.B.チャンス作曲「朝鮮民謡の主題による演奏曲」
僕自身耳にタコができるほど聴きまくっていた曲ですが、
こんな解釈の仕方もあるのかと
とても勉強になり、またこのチャンスが
本当に素晴らしい作曲家であるということが
改めてわかった、すごい演奏。
福岡工業大学附属城東高校(略して福工大)
時代にこの曲で全国金賞を受賞された時の
素晴らしすぎる名演は、中間部のTpソロに
代表されるように、本当に美しい音色と
そのブレンド感が重要なこの曲を、
様々なバンドから集まってきた人たちが
演奏したらどうなるのだろうと思っていましたが
要所要所できちっと約束事のように「決まり」
のようなものが見えて、
最後はキチッとまとまる演奏でした。



休憩をはさんでいよいよゲストステージ。
まずはオープニングで美しいコラールのような曲を演奏しながら
屋比久先生が登場。これだけで客席は引き込まれました。
そして、今年の吹奏楽コンクールの課題曲と自由曲を演奏。
ものすごく丁寧で、明瞭なマーチ。
そして、冒頭からアンサンブルだらけの
超難曲、エルフゲンの叫び。
どのアンサンブルになっても音色が変わらず、
喧嘩にならない恐ろしいサウンド。
そして、名物となったオルガンハーモニー。
今回はTp,Tb,Euなど、主要楽器のトップが
いないそうで、音量や音圧といった点では
確かに圧倒的、というほどではありませんでしたが
逆にそれだけの人が抜けていても感じるのは
その点だけ、というのがまた恐ろしい。

コンクール曲に続いては
僕自身が屋比久先生の曲と言ったらコレ!
と断言してしまうほど大好きな
チェザリーニの「アルプスの詩」
冒頭のTuの5度でずーーーっと伸ばしている
和音の安定感と、両側にいるHrの伸び伸びとしたソロ。
そしてそれに絡んでくる小鳥のさえずりのような
美しすぎるPiccなどから嵐の描写へ移ったときの
各楽器のバランスとアインザッツが素晴らしい!
そして、嵐の後のアルプスの山麓の風景である
Clを主体としたメロディーの美しいこと・・・。
もう涙が止まりませんでした・・・笑

完璧なサウンドコントロールの中での
ダイナミクスレンジは本当に幅広く、
最後の最後の1音まで丁寧に息を入れ続ける
「音楽」に感動・感涙しました。


そして、ポップス曲へ。
「青春の輝き」は、A.Saxのソロで。
完璧なアンブシュアと長いフレージングで
とても伸びやかな音でした。

続いての「ど演歌エキスプレス」では、
Tpの人がマイクを持って会場を歩きながら
演歌を熱唱されていました。
これがまたウマい・・・(笑)

そして、最後が鹿児島情報といえば!
というか屋比久先生といえば!この曲、
「エルザの大聖堂への厳かな行列」
繊細な冒頭から、だんだんと楽器が増えていくのに、
まったく雑にならず、むしろ制度が増していくような
息をのむほどの美しさ。
そして金管楽器が入ってきたところから
一気に音の厚みが増して、
深く暖かい音楽が溢れだすように
進んでいき、低音の印象的なモチーフが出てきてからは
最後まで緊張感が解けず、大音量なのに
ものすごく軽い響きの重厚な音?(笑)
という言葉で表すには難しいですが、とりあえず、
素晴らしい音楽になっていました!(^^)!


そのあとのエンディングは、
大人数の小学生と共に「つばさをください」を
合唱&吹奏楽で演奏。
一昨年は生駒中、昨年は天理高が
このエンディングを演奏していましたが、
今回はコンセプトというか、解釈が全く違って
とても新鮮で、本当に「美しい」と感じました。


最初から最後まで、何から何まで
勉強になった今年のバンドフェス。
「吹奏楽の神様」は、やはり圧倒的すごさでした。

ぜひこれからの練習に役立てていきたいと思います!



お別れは、ミーティング中の鹿児島情報高校と屋比久先生で・・・。

121223_185559.jpg


kossy

スポンサーサイト

管理者のみに表示する

トラックバックURL
→http://narawinds.blog.fc2.com/tb.php/40-051b4030
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。