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2012-09-10 23:42 | カテゴリ:コンサートレビュー
NHKで日曜日の夜9:00からやっている、「ららら♪クラシック」という番組。

この番組が今回、「ららら♪吹奏楽」と称して、吹奏楽についての特集に。

ゲストは、元東京佼成ウィンドオーケストラのコンサートマスターであったSax奏者、須川展也氏と、航空自衛隊中央音楽隊Euphonium奏者、外囿祥一郎氏のお2人。

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超スーパープレイヤーのお2人が、吹奏楽の魅力について語った後は、いよいよ演奏へ。

トップバッターは、NHK交響楽団の吹奏楽で、A.リードの『アルメニアン・ダンス・パート1』
けっこう前の演奏みたいで、Tpに津堅直弘氏がいたりと、なかなか面白い映像&演奏。
やはりオケの人たちなので、1本1本の音がとても綺麗で、素晴らしい。
Tb1stは新田幹夫氏で、パワフルな音が聞けたり、茂木大輔氏のObも美しすぎて溜息・・・。
やはり、上手い。

この次に流れたのが、東京佼成ウィンドオーケストラの、ピーター・グレアム『サモン・ザ・ドラゴン』
冒頭から輝かしいファンファーレの後、うねるような厚い響きの音楽が進んでいくが、何しろ音ミスやパスり、ピッチのズレが目立つ演奏で、しかもグレアムの曲ということもあり、Brassbandが原曲だから、そんな曲を吹奏楽でやることの厳しさというのも感じられる演奏に。

そして、「ららら♪ライジングスター」というコーナーでは、若手のトロンボーン奏者、清水真弓氏の紹介に。

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この方は、慶應義塾大学の理工学部で情報学を勉強していたらしく、全く音楽とは関係のない専門分野を持つ、異色のプレーヤー。
しかし、ドイツであの、世界的Tb奏者のB.スローカー氏に師事し、その才能を開花させ、今秋からは名門、ドイツ放送交響楽団の首席奏者に就任することが決まった。
ヨーロッパでの首席奏者を女性が就任するのはこの方が世界初。
光栄なことである。

そして、A.プライヤーの「スコットランドの釣鐘草」を演奏。
僕自身の実体験より、この曲は本当に難しいので確かにミスは目立ってしまうものの、太く重厚で分厚い音と、明るく繊細なアタックは素晴らしく、女性トロンボーンニストとしてのこれからの活躍に期待したいと思った。


続いて、吹奏楽のルーツともいわれる、軍楽隊の演奏を聴くことに。
数々の名演を生み出してきたアメリカ空軍音楽隊『星条旗よ永遠なれ』
めちゃくちゃ古い、白黒映像の時代の演奏で、Tuba・Euphは前向きのベルの特殊楽器だったり、B.Dの叩き方が今ではもうされない叩き方だったりと、歴史を感じるすさまじい演奏。
何よりも驚いたのは、この時代にここまでクリアな音質で録音できる技術があった当時のアメリカの技術力と、そうは言っても劣悪な録音でここまで綺麗な音楽を残す音楽隊のレベルの高さ。
これぞ!吹奏楽!といえる演奏だった。



最後は、その軍楽隊からプロの吹奏楽団として活動をして、世界中に吹奏楽を知らしめた、世界一有名といっても過言ではない、パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団
パリ高等音楽院という、世界的にも最高レベルの音楽専門学校を卒業した奏者たちで構成されるこのバンドの音楽は、LIVEも録音CDもほとんど大差がないようなほど完璧な演奏をすることで有名だ(笑)

今回もLIVEの模様だったが、ミスは当然ゼロ。驚異的なレベルである。

演奏したのはベルリオーズの『ローマの謝肉祭』

もともとはオーケストラの曲だが、編曲したのはこのギャルドの団員だったデュポン。
数々のオケ作品を編曲して、この楽団のレパートリーに組み込んでいき、吹奏楽の新たな可能性を開拓した人である。
そんなローマの謝肉祭は、弦楽器のめまぐるしい動きもすべて木管が完璧に吹きこなし、管弦楽とは全く違った面白さの出る演奏になっていた。
それに、このギャルド特有の編成で、Euphは使わずサクソルンバスを使ったり、ファゴットはバスーンを使ったりというのでサウンドが明るく、かつ重厚で、至高の楽団の威厳ある響きを楽しむことができた。

エンディングに、ゲスト2人による、モリコーネの『ガブリエルのオーボエ』
奈吹のソロ発表会でオーボエパートが演奏したこともあり、みんなよく知る曲だが、この名曲をSaxとEuphという吹奏楽ならではの楽器のデュオで聴けたのは本当に良かった。
須川氏はソプラノサックスで暖かく歌いこみ、外囿氏は包み込むような音色と、高音まで変わらない音質で魅了。
素晴らしく充実した1時間の番組であった。


前日に部員全員に紹介のメールを回したのだが、どれほどの部員が実際見たかはわからない。
でもこれを見た部員たちは必ず何か刺激を受けて、また練習になにかを活かすことができると思う。




来週の同番組は、ゲストがあのスーパー木管アンサンブル『レ・ヴァン・フランセ』である。
ベルリンフィル首席のFl奏者エマニュエル・パユや、東京佼成首席指揮者のCl奏者ポール・メイエなどのまさに“神”たちが集まる驚異のアンサンブル。
その世界もぜひのぞいてみてほしい・・・。



芸術の秋を迎えるこれからを、たくさんの刺激で成長できる季節にしていきたい。




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